作曲家三木稔氏の訃報 [合唱]
今朝新聞を見てびっくりまたまた日本の世界に誇る作曲家が亡くなられました。主にオペラ、合唱組曲などを作曲されているので一般の方はあまり御存じではないかもしれませんが、合唱を少しでもかじったことのある方ならみなさんご存じでしょう。あの独特な風土を醸し出すメロディー、和音は三木先生の邦楽に対するスピード感の表れではないでしょうか。それを実感したのは大学生のときに歌った合唱による風土記ー阿波、というアカペラの5曲からなる組曲でしたが私はテナーのソロをやらしていただき、今まで歌ってきた合唱曲と違う感動を覚えました。そしてもう一つの思い出は私が長野県小諸市に以前住んでいて小諸ハーモニーという合唱団に所属していたとき、もう25年前の1988年だったと思います。この地方に古くから伝わる姫と駒との悲しい恋物語を合唱組曲にしようと試み三木先生に作曲をお願いし素晴らしいい作品が完成し小諸市民文化会館での初演に向けての打ち合わせで望月の旅館で夜中遅くまで語り合った思い出が浮かんできます。練習時は穏やかで要所は厳しく見受けられましたが。初演は大成功に終わりました。
本当に残念で悲しいです、三木先生安らかにお休みください。
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